SPAC『マハーバーラタ』平城宮跡公演

2016年8月28日

前回も書きましたが、もうすぐ、東アジア文化都市が開幕します。
SPACの初日は、9月9日(金)です。まだチケットはあるようですので、ぜひ、この機会にご観劇ください。SPACの『マハーバーラタ』の関西での上演は、これが最後になるかもしれません。

http://culturecity-nara.com/event_info/spac/

関西にお知り合いのいらっしゃる方、ぜひ、ご喧伝ください。

また、アゴラ劇場では、宮沢章夫さんの新作上演が始まります。

http://www.komaba-agora.com/play/4334

 ぜひ、こちらもご来場ください。

 日記の続き

7月7日(木) 8時半から面接。9時から制作ミーティング。早めに切り上げさせてもらって、10時から散髪。11時半に駒場を出て大宮経由で郡山へ。福島県教委からの依頼で、東北、北海道の教育委員さんに向けての講演会。ふたば未来学園での活動も一緒に報告する。新幹線で帰京して、ICUに直行。特別講義。自宅に戻って22時から朝日新聞社の取材。

7月8日(金) 朝7時半の便で高松へ。10時から四国学院大学で会議。昼食挟んで2,3限授業。善通寺から岡山、新神戸経由で西宮北口へ。兵庫芸術センターでnoism観劇。素晴らしいなぁと他人事のように観ていたら、アフタートークで急に舞台に呼ばれる。こういうときはジタバタしないことに決めているので、素直に舞台に上がる。
修了後、ダンサーさんたちにご挨拶をしてホテルに戻る。

7月9日(土) JRと地下鉄を乗り継いで天王寺の大阪市立美術館へ。デトロイト美術館展についてのテレビ収録。午後は中之島でたっぷり5時間かけてワークショップデザイナー養成講座。バスで伊丹に出て、飛行機で博多へ。博多泊。

7月10日(日) 午前中、久しぶりにゆっくりして13時から16時までワークショップ。そのあと筑紫野市に移動して、17時から18時、教育長などと懇談。天神に戻り、九大で博論の副査をした日本語教育専攻の中国からの留学生が、職を得て帰国するというので簡単な送別会。福岡空港に出て21時20分の飛行機で帰京。

ももクロ、富士見市で野外コンサート決定!

2016年8月14日

すでにモノノフの皆さんはご存じの通り、私が市政アドバイザーを務める埼玉県富士見市でのももクロの野外コンサートが決定しました。

http://www.city.fujimi.saitama.jp/40shisei/19chikatu/2016-0808-1918-128.html

そもそも『幕が上がる』を上映したさぬき映画祭のパーティーで、有安さんが富士見市出身ということが分かり、しかし本人は、富士見市だかふじみ野市だかはっきりとせず、川上さんと私から「そこが肝心なんだ!」と突っ込まれて、その場でお母さんに電話をして確認させ、三人で富士見市話で盛り上がったのが事の発端でした。
 そして、1年後の今年4月の富士見市PR大使就任。このときは有安さんのソロコンを来年にという話でしたが、すでに楽屋では、荒川河川敷でできたらいいねという話が夢のようには語られていました。
 その後富士見市サイドからは、「45周年記念事業で、本当に野外でできそうだ」という話は聞いていたのですが、もちろん今日まで公表はできませんでした。申し訳ありません。
 15年前の芸術監督就任以来お世話になってきた富士見市の皆さんに、最高の恩返しができたのではないかと思っています。まぁ、私はなにもしてませんが。

一応、お約束なので書いておきますが、

富士見市と隣のふじみ野市は別の自治体です。
ふじみ野駅は富士見市にあります。

 さて、野外といえば、今年の最大の話題はこちらです。
下の日記にも出てきますが、私が演劇部門の芸術監督をつとめています。二度とない可もしれない、素晴らしいロケーションでの上演が実現できることになりました。

http://culturecity-nara.com/event_info/?kw=&ds=&de=&c2%5B%5D=g_07

SPACのチケットはすでに発売中です。
SPACと維新派のセット券をご希望の方は、先にSPACのチケットをご購入ください。

維新派さんの上演タイトルは『アマハラ』に決定しました。

http://ishinha.com/SP2016/

チケット発売は8月28日です。
日本国内では、維新派の最終公演となるそうです。ぜひ、皆さん、ご覧ください。

日記の続き
6月28日(火) 10時から12時、あうるすぽっとでON-PAMでの講演会、続いてランチ。アゴラに戻って言語学者の鈴木孝夫先生と対談。これは、そのうち本になります。19時からゲンロンカフェ。今日は本気の講演と対談が三本もあって、とても頭を使った一日だった。

6月29日(水) 久々に朝はゆっくりとする。午後から文化庁で東アジア文化都市についての記者会見。その足で羽田から高松空港への予定が、まさかの霧での欠航。岡山行きの便をおさえるが、しかし結局、高松行きの最終便が出ることになって無事に高松へ。本当はこの日のうちに小豆島に渡るはずだったのが、高松泊。この日から、10月の海外公演まで、本当に休みなしの死のロード的なスケジュールなのだが、初日からどっと疲れる。

6月30日(木) 早朝7時のフェリーで小豆島へ。午前中、小豆島中学校でモデル授業。塩田町長と昼食。午後は小豆島町の職員向けのワークショップを三時間。寸暇を惜しんで温泉のあと、夜は町役場の方や教育関係者と懇親会。楽しく盛り上がる。

7月1日(金)  朝も温泉に入ってから、この日も小豆島中学校でモデル授業。終了後すぐに車で土庄港へ。港の近くのレストランで新聞取材一件。フェリーで岡山へ。夜、知り合いの議員さんと懇談。

7月2日(土) 朝はゆっくりして、11時過ぎに車で瀬戸内市へ。打ち合わせのあと、瀬戸内市新図書館開館記念シンポジウム。素晴らしい図書館ができた。終了後、牛窓に移動。ペンションに入る。夕食は市長や地元の方々と懇親会。

7月3日(日)  朝、少しだけ想田さんのドキュメンタリーの舞台ともなった牛窓を観光。小豆島がこんなに近いとは思わなかった。以前は航路もあったらしい。オリーブの丘から建設中のメガソーラーなども見学。新図書館に戻って少し仕事。13時10分から1時間、『幕が上がる』についてのトーク。県下の高校演劇部などがたくさん来てくれました。車で岡山に出て新幹線で新大阪へ。からほり商店街にある維新派事務所で打ち合わせ。松本さんの遺影に焼香。さらに神戸へ。神戸でも打ち合わせ一件。新神戸泊。

7月4日(月) 朝6時半の新幹線で京都へ、京都経由で豊岡へ。10時から市長と打ち合わせの予定が、市長のお母様が亡くなられて急遽キャンセル。今日のメインは城崎交際アートセンターの次年度プログラム選定委員会。2017年度も、相当レベルの高いラインナップになりそうです〈現在、調整中で発表は後日になります)。14時半から植村直己冒険館のリニューアルについて打ち合わせ。市長のお母様のお通夜に時間前に顔を出してお焼香だけ済ませて空港へ。18時5分但馬コウノトリ空港発、18時45分伊丹空港着。バスで神戸へ。神戸で妻と落ち合って夕食。この日は芦屋のホテルに宿泊。

7月5日(火) 妻は朝から内田樹先生の凱風館の朝稽古へ。私は大阪大学へ。石黒研で2時間近く、研究費申請に関する作戦会議。JRで大津で。13時から15時、知事公館で三日月滋賀県知事と対談。JRで神戸に戻って妻と落ち合い凱風館へ。内田先生主催の寺子屋ゼミ。ワークショップのさわりをやってから内田先生と対談。そのまま、近所の焼き鳥屋さんで打ち上げ。楽しい時間でした。11時くらいに芦屋のホテルに戻って大浴場を堪能。

7月6日(水) 朝、妻と別れてJRで宝塚へ。9時から10時、中川宝塚市長と面談。JRで大阪駅に出て、車で大阪大谷大学へ。14時40分から90分間の講演会。新大阪に出て新幹線で一週間ぶりの帰京。吉祥寺シアターに直行して、カンヌで審査員賞をとった深田晃司とアフタートーク。終了後、打ち合わせ一件。24時、帰宅。

ごぶさたしました。

2016年8月13日

 長らくブログを中断しており申し訳ありませんでした。
共同で提出する大きな研究費の申請書類を書かねばならず、それに注力しておりました。珍しく大学の教員らしい仕事をしていました。
 もちろん、それだけをやっていたのではなく、各地にワークショップや講演会で呼んでいただきました。その話はおいおい日記の中で書いていきます。

 とりあえず、直近で、皆さんに見ていただける催しは、明日の城崎国際アートセンターです。

http://kiac.jp/jp/events/3020

 14日〈日〉は、佐藤学先生からのお誘いで「子ども教育立国」に登壇します。

http://www.creative-children-education.com/

 16日〈火〉は、大阪市立美術館でイベントです。

http://www.ktv.jp/event/detroit/event.html

日記を再開します

6月18日(土) 『ラ・バヤデール』の興奮冷めやらぬままに、ホテルで美味しい朝食。大宮まで上越新幹線に乗って、ここで妻と別れて駅のカフェで仕事。東北新幹線で仙台へ。仙台から車で郊外のスタジオへ。NHK山形制作の人口減少問題についての番組収録〈放送は東北のみ〉。19時の新幹線で大宮経由、小竹向原の稽古場へ。21時から23時まで稽古。面接一件。

6月19日(日) 朝9時から『ニッポン・サポート・センター』の稽古。午後、小屋入り前最後の通し稽古。まずまずの出来になる。稽古場撤収。アゴラに戻って17時から読売新聞インタビュー。18時から20時、制作部ミーティング。久しぶりに家でゆっくりとする。

6月20日(月) 劇団は吉祥寺シアターに小屋入り。私は車で朝から羽田空港へ。伊丹経由で但馬コウノトリ空港へ。10時から17時まで、市役所で会議四つ。18時5分の飛行機で帰京。22時帰宅。

6月21日(火) 終日、吉祥寺シアターで場当たり。通し稽古。空間が広くなって、少し苦労する。

6月22日(水) この日もずっと場当たり。夜ゲネプロ。とりあえず仕上がる。

6月23日(木) 午前中、検診。午後から稽古。19時半から初日。爆笑のうちに終わる。高橋源一郎さんとアフタートーク。近所の沖縄料理店で初日乾杯。終電一本前で帰宅。

6月24日(金) 11時からアメリカ人演出家と面談。15時から自治体と面談一件。この日も19時半から本番。今日は一人でアフタートーク。軽く飲み会に出てから帰宅。

6月25日(土) 5時に家を出て、9時から奈良市で打ち合わせ。近鉄と新幹線で名古屋へ。愛知県看護管理研究会で講演会。16時の新幹線で帰京。劇場に直行。この日も一人でアフタートーク。満席が続き、ありがたい限り。

6月26日(日) 朝10時からスタッフミーティング。今日はマチネのみで、アフタートーク。家で原稿を書く。

6月27日(月) 9時半から、母園の駒場幼稚園でPTA主催の講演会。12時、面接一件。15時から17時、母校のICUで特別講義。そのまま吉祥寺に出て劇場へ。今日は金森譲さんとアフタートーク。ここまで上演は大好評。

祝『海、静かな海』ベスト10入り、そして下関

2016年7月17日

『ニッポン・サポート・センター』には、多数のご来場ありがとうございました。
また、当日券をお求めのお客様で、ご入場できなかった皆さん、本当に申し訳ありませんでした。スタッフ一同、できる限りの対応をしたつもりですが、不手際などあればお許しください。次回、新作では、より長い上演期間を実現すべく計画をしております。

ハンブルクで制作した「海,静かな海」が、フランスの著名なオペラ批評誌で2015-2016シーズンのベスト10に選ばれました。全ヨーロッパ中で7位です。我がことながら、まだ実感が湧きません。

http://www.forumopera.com/actu/les-dix-meilleurs-operas-de-la-saison-2015-2016

そして、明日、明後日はいよいよ下関でのイベントです。
下関の方はもちろん、近隣の方、ぜひいらっしゃってください。

https://www.facebook.com/1647916262193312/posts

http://www.yace.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%87%E3%83%A2%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3/

日記はしばらく休載です。もう少ししたら再開できると思います。
例によって、他の原稿の都合です。

産経新聞の原稿

2016年7月10日

『ニッポン・サポート・センター』の初日のアフタートークで、高橋源一郎さんと対談し、「正しいことばかりだと考えなくなる」といった話題になりました。その時に、最近一番考えて書いた原稿の例として私は、産経新聞への寄稿をあげました。
以下がその文章です。
産経新聞という媒体と強く意識して書きました。選挙後に、「平田オリザは、この原稿を書くにあたって、何をどう工夫したのでしょう」といった授業をしてくれる国語の先生が、日本に何人かでもいるといいのだけど。
ネットでも読めます。

http://www.sankei.com/politics/news/160705/plt1607050003-n1.html

 十八歳から二一歳までの、今年初めて国政選挙に行く皆さんへ。もう投票する人、投票する政党は決まっていますか? 私の大学の学生たちからも、何を基準に決めていいのか分からないという声をよく聞きます。正直、私もよく分かりません。今回は特に争点の見えにくい、あるいは野党側が争点の設定に失敗した選挙だと思います。
私は、どちらかといえば安倍政権には反対の立場です。しかし世の中には、安倍さんが大好きだったり、アベノミクスにまだ期待している方たちが多くいることも理解しています。いや、期待はしていなくても、野党の政策があまり鮮明でなく、何をやりたいのかよく分からないと言う人も多いと思います。
 アベノミクスが成功したのか失敗したのか、それぞれの立場の方は、自分に都合のいい数字しか出してこないので、どちらもあまり信用できません。「アベノミクスのここは成功したけど、ここは失敗したよね。あるいは、ここは、もう少し結果を待ってみよう」というように、きちんと説明してくれる大人が皆さんの周りにいればいいのでしょうが、実際には、そういう柔軟性を持った人は少ないのが現状です。
働き始めたばかり、あるいはまだ働いたことのない皆さんに、いまの日本が昔より良くなっているのかどうかを考えることは難しいと思います。まして未来のことは、誰にも分かりません。この人に投票すれば、この政党に入れれば、日本の未来は必ず良くなるなんてことは誰にも言えません。もしも、そんなことを自信を持って言う人がいたら、あまりその人のことは信じない方がいいと思います。
では、どうすればいいのでしょうか。
それでもいくつか、多少長く生きてきた、私なりのアドバイスを考えました。
投票したい人がいなければ、よりましな人に投票するべきだという意見をよく聞きます。正論なのですが、あまりに正論なだけに皆さん、「そう言われてもなぁ」と感じるかもしれません。ただ、今回の選挙に関してだけは、この正論をちょっとだけ信じて欲しいのです。
 いま、日本の政治が抱える大きな問題の一つは、税金の使い方が高齢者向けに偏っているという点です。子どもや若者、あるいは子育て世代への支援が、相対的に低いと言い換えてもいい。その理由は、高齢者の方が人口も多く、さらに投票率も高いからだと言われてます。経済に余裕があった時代ならば、どちらも支援すれば良かったのですが、いまの日本は借金も多く、すべてにお金をばらまくというわけにはいきません。日本の将来を考えると、この比率を見直すべきなのですが、どうもなかなか難しいようです。多くの政治家は、自分に票を入れてくれる人の利益を一番に考えて行動するからです。そして、民主主義の原理からすると、それはあながち間違ったことでもないのです。
 今回の選挙の特徴は、多くの新しい有権者が生まれたことです。皆さんがたくさん投票すれば、どの政党も、若者たちの票を獲得するために、次の選挙から若者向けの公約を多く出してくるでしょう。政治家は子どもや若者のために働くようになるでしょう。
 繰り返します。未来について確実なことは、ほとんどありません。ただ一つだけ言えることは、今回の選挙で、たくさんの若者が投票に行けば、その投票先がどこであろうと、日本の政治が変わる可能性があるということです。この不確実性の時代に、こんなに確かな事柄は滅多にありません。このチャンスを逃さないでください。
いろいろな事柄を考えると、どこに投票していいのか分からないという人もいると思います。どこの政党も公約は似たり寄ったりです。でも、細かく見ていくと違いもあります。「ヘイトスピーチを促進する」なんて政党はありませんが、性的少数者については記述している政党としていない政党があります。初めての投票は、そんな小さな違いが決め手でもかまいません。私は芸術を生業としているので、文化政策が公約にどれだけ入っているかをよく見ます。皆さんが実感の持てるところから、政党の公約を読んでみてください。
(2016年7月4日 産経新聞関西版夕刊)