遊園地再生事業団+こまばアゴラ劇場

『子どもたちは未来のように笑う』

作・演出:宮沢章夫

2016年9月3日(土)-25日(日) 26ステージ

会場:こまばアゴラ劇場

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 3月ワークインプログレスより

3月のワークインプログレス、6月のリーディングイベントを経て、
遊園地再生事業団とこまばアゴラ劇場の初のコラボレーション公演、ここに結実!


 いま子どもを産むということの幸福を考えている。
 というのも、ごく最近、友人の何人かに子どもができたのを立て続けに知ったからだ。この作品は深刻な話ではない。べつに少し先の未来について悲観などしていないし、いま誕生する子どもがもたらしてくれる瑞々しい力を信じている。たしかにいやな時代だ。少し先の未来はぼんやりとしてよく見えない。けれど、「誕生」が持つ力、エネルギーのようなものがあるのを感じる。だからこそ、あらためて、いま子どもを産むとはなにか考えようと思った。
 それは新しいテーマではけっしてない。文学をはじめ、演劇でも映画でも、「妊娠」がこれまでどれだけ語られてきたか。しかも、つまらない方法であつかわれ、都合よく「妊娠」は劇性を高める役割を負わされてきた。
 だとしたらなにがあるか。
 演劇として、身体表現として、それをどう語ったらいいか。三月に「ワークインプログレス」として、製作過程を上演した。たくさんの方に観ていただき感謝したが、「子どもを産むこと」について、多くの人が強く意識していることをあらためて知った。ワークインプログレスの段階で、こんなに反響があるとは思ってもみなかった。さまざまな意見をもらった。もちろん否定もある。評価してくれる言葉もあったし、あるいはまったく個人的な、自身と子どもを産むこと/産んだことの関係を語ってくれた方もいた。
 わたしは安易に、「ワークインプログレス」のラスト、障害を持って生まれてくる子どものことを、繰り返すが、安易な劇性としてあつかっていなかったか。それはたとえば、ジル・ドゥルーズが語った「死者を食いものにするな」という意味の言葉に反していないだろうか。安っぽいドラマに堕していないか。そのことに悩んでいるとき、舞台は観なかったが、人からラストシーンについて教えられたとメールをくれた古くからの知人がいた。彼女はまさに、ごく最近、障害を持った子どもを産んだという内容だった。話をしたいとメールにあった。
演劇を通じて、障害を持った子どもを産んだ彼女に語りたいと思った。「死者を食いもの」にするようなことはしたくない。いま、なにがわたしに語れるだろう。あらためて考えよう。作品を通じて考えよう。それが、彼女への正しいレスポンスになるかわからないにしても。(宮沢章夫)

 

宮沢章夫

80年代半ば、竹中直人、いとうせいこうらとともに、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を開始。その作演出をすべて手掛ける。90年、舞台表現活動の場として「遊園地再生事業団」をはじめる。その第2回公演『ヒネミ』で、93年、岸田戯曲賞受賞。その後、舞台作品多数。ほかにもエッセイをはじめとする執筆活動や、小説発表等で注目される。劇作家。演出家。小説家。

出演

上村 聡 松田弘子 長野 海 鄭 亜美 黒木絵美花 藤松祥子 大村わたる 小寺悠介 大場みなみ

スタッフ

音楽:杉本佳一
舞台美術:濱崎賢二
照明:富山貴之
音響:泉田雄太
衣裳:正金 彩
舞台監督:中西隆雄
宣伝美術:相馬 称
絵:はっとりさちえ
演出助手:山本健介
制作:赤刎千久子 有上麻衣

日時

2016年9月3日(土)-25日(日) 26ステージ

9月3日   19:00★
4日 14:00 19:00
5日   19:30
6日   19:30
7日 15:00 19:30
8日 休演日
9日   19:30
10日 14:00★ 19:00
11日 14:00  
12日   19:30
13日   19:30★
14日 休演日
15日   19:30
16日   19:30
17日 14:00  
18日 14:00 19:00
19日 14:00  
20日 休演日
21日   19:30
22日 14:00 19:00
23日   19:30
24日 14:00 19:00
25日 14:00  
受付開始=開演の40分前、開場=開演の20分前。

★の回、終演後に宮沢章夫とゲストによるアフタートークを開催いたします。



【追加決定!】


[9月7日(水)19:30の回]にアフタートークの追加が決定いたしました。
ゲストに、批評家の佐々木敦氏をお招きいたします。

3日(土)19:00 柴 幸男(劇作家・演出家・ままごと主宰)
7日(水)19:30 佐々木敦(批評家・HEADZ主宰・ゲンロン批評再生塾主任講師)
10日(土)14:00 平田オリザ(劇作家・演出家・青年団主宰)
13日(火)19:30 松井 周(劇作家・演出家・俳優・サンプル主宰)
会場

こまばアゴラ劇場

京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩3分
東京都目黒区駒場1-11-13 [google map]
tel:03-3467-2743

料金

前売・予約・当日ともに
一般=4,000円 学生=2,500円

*日時指定・全席自由席・整理番号付
*学生の方は当日受付にて学生証をご提示ください。
*未就学児はご入場いただけません。
チケット
発売日

2016年7月3日(日)

チケット
取り扱い

青年団

 03-3469-9107(12:00 - 20:00)

e+(イープラス)


http://eplus.jp(パソコン・携帯) [直接購入] ファミリーマート
お問い合わせ

青年団

 03-3469-9107(12:00 - 20:00)
  企画制作:遊園地再生事業団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
助成:平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業