青年団 + 大阪大学・ロボット演劇プロジェクト

[平田オリザ・石黒浩研究室・(株)イーガー 共同製作]

アンドロイド演劇『さようなら』 ロボット演劇『働く私』2本立て公演

作・演出:平田オリザ

2011年6月18日(土) - 19日(日) 2ステージ

会場:山口情報芸術センター[YCAM] スタジオA

アンドロイド演劇『さようなら』

脚本・演出:平田オリザ(大阪大学/青年団)
テクニカルアドバイザー:石黒浩(大阪大学&ATR知能ロボティクス研究所)

©Tatsuo Nambu / Aichi Triennale 2010

©Tatsuo Nambu / Aichi Triennale 2010

死を目の前にした少女と、アンドロイド「ジェミノイドF」の静かな会話劇。
実在する人物の姿を精巧にコピーしたアンドロイドは、データ通信により、俳優(操作者)の表情と声を再現するため、より人間に近い「存在感」を持ち合わせます。舞台上に共存するアンドロイドと俳優を前に、観客は、どちらが人間なのか一瞬わからなくなり、操作者でさえ、アンドロイドの身体に自らを錯覚します。「ロボットと人間の境界」への新たな視点をもたらす本作には、ロボットやサイボーグに投影される人間の姿と、精密な装置としての人間の身体という、2つの人間性を見ることができます。人間とロボットが紡ぎ出す、生と死の物語は、私たちに、人間らしさとは何かを改めて問いかけます。

出演

アンドロイド「ジェミノイドF」 
ブライアリー・ロング(青年団) 
アンドロイドの動き/声:井上三奈子(青年団)

ロボット演劇『働く私』

脚本・演出:平田オリザ(大阪大学/青年団)
テクニカルアドバイザー:石黒浩(大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻)
ロボット側監督・プロデューサー:黒木一成(株式会社イーガー)

ロボット演劇プロジェクト『働く私』(2007年)提供:(株)イーガー

ロボット演劇プロジェクト『働く私』(2007年)提供:(株)イーガー

一組の夫婦と2体のロボットが一緒に暮らす近未来を舞台に、働けなくなったロボットの姿から、人間とロボットの関係を描いた物語。
実際にイベントなどのガイド役で使用されている、三菱重工開発のコミュニケーションロボットwakamaruが、働き者のモモコと、働けなくなったタケオの役で登場します。働くことを機能とするロボットが、働けなくなったら、という物語には、ロボットと人間が互いを気遣う関係、さらに人間がロボットに投影していく「人の心」のあり方が見えてきます。また、本作では、人間とロボットの「自然な」対話を実現するため、台詞を発する「間」においても、緻密な演出がなされています。ロボットの最前線とともに、演劇が果たすロボティクスへの新たな試行にもご注目ください。

出演

ロボット「wakamaru」2体
太田宏(青年団)
井上三奈子(青年団)
※「wakamaru」は三菱重工が開発したコミュニケーション・ロボットです。

アンドロイドやロボットが、俳優と共演する演劇作品
人とロボットのコミュニケーションから見えてくる、"人間らしさ" と"人の心"

山口情報芸術センター[YCAM]では、最先端技術に親しみ、人とロボットのコミュニケーションと、その発展性について考える機会として、劇作家/演出家の平田オリザと、ロボット工学の第一人者、石黒浩によるロボット演劇プロジェクトの2作を上演します。

アンドロイド演劇「さようなら」では、実在のモデルそっくりに開発されたアンドロイドが、そしてロボット演劇「働く私」では、コミュニケーションロボットが、俳優と共演します。人間とロボットが共生する「日常」を描いた本作からは、「人間らしさ」や「人の心」とは何か、といった問いかけや、ロボットを介した多様なコミュニケーションの形が浮かび上がってきます。

公演終了後には、石黒浩らを迎えるトーク(18日)や、ロボットに出会えるイベント(19日)も開催。演劇とロボット工学が導く新たな視点、最先端技術に親しむ機会を、幅広い世代のみなさまに提供します。

スタッフ

舞台監督:中西隆雄
舞台美術:杉山 至(青年団)
照明:岩城 保(青年団)
衣裳:正金 彩(青年団)
ロボット側ディレクター(アンドロイド演劇「さようなら」):力石武信(大阪大学石黒浩研究室)、小川浩平(ATR知能ロボティクス研究所)
ロボット側ディレクター(ロボット演劇「働く私」):窪田修司(株式会社イーガー)、伊藤順吾(株式会社イーガー)
wakamaruデザイン:喜多俊之 
宣伝美術:尾原史和(SOUP DESIGN) 
演出助手:渡辺美帆子(青年団)
制作:野村政之(青年団)

日時

2011年6月18日(土) - 19日(日) 2ステージ

6月18日   19:00
6月19日 14:00  
30分前開場。

《終演後イベント》


【ロボティクスの最前線を知る。ロボットに出会える。
終演後の2つのイベントで、人間とロボットの新しい関係を、発見する・体験する】


★ポストトーク[6月18日(土)終演後]

演劇とロボットの最新関係に迫る平田オリザ(劇作家/演出家)と石黒浩(ロボット研究者)によるトークイベント。演劇の創作と、研究現場の様子についてご紹介するとともに、演劇がロボット工学に果たせる役割や、ロボットが演劇にもたらす展望について考えます。


★アフターアワーカフェ[6月19日(日)終演後]

ロボットに出会える、交流する終演後には、気軽に作品についての感想を交換したり、作品鑑賞のポイントを深めるスペース「アフターアワーカフェ」。今回は、作品「働く私」に登場するコミュニケーションロボット「wakamaru」と共演俳優、さらにロボットを操作する技術者が登場。ロボットに出会い、質問したり、感想を話したり、実際の出演者、スタッフとの交流を楽しめます。


会場

山口情報芸術センター[YCAM] スタジオA

753-0075 山口県山口市中園町7-7 tel : 083-901-2222

料金

前売 一般=1,300円 当日=1,800円(当日は各種割引対象外)[全席自由]
any会員・特別割引=800円 25歳以下=600円 

*特別割引:シニア(65歳以上)、障がい者及び同行の介護者1名が対象。
*未就学児入場不可
*車椅子席・補聴システム:事前にお問い合わせください。
*託児サービス
 対象:0歳(6ヶ月)以上
 託児時間:お子様1人につき500円、2人目以降は1人につき300円
 ※6月11日(土)までにチケットインフォメーションまでお申し込みください。
チケット
取り扱い

山口市文化振興財団チケットインフォメーション(YCAM内)

 083-920-6111(10:00-19:00/火曜休館/祝日の場合は翌日)

山口市文化振興財団

 http://www.ycfcp.or.jp (24時間受付/要事前登録)

セブンイレブン店頭

 セブンコード010-238
お問い合わせ

山口情報芸術センター

 083-901-2222 http://www.ycam.jp/
  企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]
製作:大阪大学石黒浩研究室、ATR知能ロボティクス研究所(アンドロイド演劇「さようなら」)、株式会社イーガー(ロボット演劇「働く私」)、有限会社アゴラ企画・青年団
主催:公益財団法人山口市文化振興財団
後援:山口市、山口市教育委員会