青年団リンク キュイ

『きれいごと、なきごと、ねごと、』

作:綾門優季 演出:櫻井美穂

2018年4月6日(金) - 4月15日(日) 13ステージ

会場:アトリエ春風舎

『前世でも来世でも君は僕のことが嫌』(2017) 撮影:大橋絵莉花

膨らむ諦念、荒ぶる嫉妬、燻る葛藤。
三人姉妹の衝突を巡る問題作。

男も女も嫌いだ。どちらかに所属しなくちゃいけないのが耐えられないし、それならと提示されるあらゆる色に対して気乗りがしない。軽蔑したり呆れられたりを繰り返すことに意味はなくて、あらゆることは遊びだと思う。育ちきった大人の、キュートでハッピーなごっこ遊び。
どうせなりたいかたちには一生なれないのだから、どうせ生きているだけでみっともないんだから、精一杯怒ったり泣いたり傷ついたりを繰り返しながら自分を一番に愛し生きていくしかない。そういう話です。
櫻井美穂


『きれいごと、なきごと、ねごと、』はキュイの第三回公演ですが、作風を確立したという意味ではデビュー作のようなものだと、個人的には思っています。
稚拙で、乱暴で、まとまりがなく、答えを出す気もないですが、ひとつはっきりとしていることは、二十歳のときの僕の全身全霊が、ここには封じ込められているということです。
封印を解くのは、櫻井美穂さんにお願いしました。あらゆる封印が解かれ、浄化される上演となることを祈ります。
綾門優季

Cui?

2011年、綾門優季を主宰として旗揚げ。専属の俳優を持たない、プロデュース・ユニットとして活動を開始。劇作を綾門が担当し、外部の演出家とタッグを組みながら創作するスタイルを基本としている。2016年より、Cui?から青年団リンク キュイにユニット名を改称。


綾門 優季 Yuki Ayato

1991年生まれ、富山県出身。劇作家・演出家・青年団リンク キュイ主宰。青年団演出部。2013年、『止まらない子供たちが轢かれてゆく』で第1回せんだい短編戯曲賞大賞を受賞。2015年、『不眠普及』で第3回せんだい短編戯曲賞大賞を受賞。

出演

尾﨑宇内(青年団) 折舘早紀(青年団) 小寺悠介(青年団) 寺田 凜(青年団) 中藤 奨(青年団) 大橋悠太

スタッフ

美術:渡辺瑞帆(青年団)
音響:櫻内憧海(無隣館/お布団)
照明:山岡茉友子(青年団)
舞台監督:島田曜蔵(青年団)
宣伝美術:原田くるみ
制作:谷 陽歩 藤澤昌実(空白バカボン)

日時

2018年4月6日(金) - 4月15日(日) 13ステージ

4月6日 19:30★
7日 13:00 18:00
8日 13:00 18:00
9日 19:30★
10日 19:30★
11日 休演日
12日 19:30
13日 19:30
14日 13:00 18:00
15日 13:00 18:00
受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前
★=ポストパフォーマンストーク開催
6日(金)19:30 鈴木みのりさん(ライター)
9日(月)19:30 綾門優季×櫻井美穂 徹底解説
10日(火)19:30 額田大志さん(ヌトミック主宰・東京塩麹主宰/音楽家・演出家)
会場

アトリエ春風舎

東京メトロ有楽町線・副都心線/西武有楽町線「小竹向原」駅 下車4番出口より徒歩4分
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1 [google map]
tel:03-3957-5099(公演期間のみ)

※公演期間以外のお問い合わせはこまばアゴラ劇場(03-3467-2743)まで。
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。
料金

予約一般:2,500円 当日一般:3,000円
予約U25:2,000円 当日U25:2,500円
高校生以下(予約・当日とも):500円

*日時指定・全席自由・整理番号付
*未就学児童はご入場頂けません。
チケット
発売日

2018年3月3日(土)

チケット
取り扱い

青年団

 03-3469-9107 (12:00 - 20:00)
お問い合わせ 青年団 03-3469-9107(12:00 - 20:00)
『きれいごと、なきごと、ねごと、』特設HP
  総合プロデューサー:平田オリザ
企画制作:キュイ/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会