青年団若手自主企画vol.45

量子力学演劇「光子の裁判」

原作:朝永振一郎(1965年ノーベル物理学賞受賞)「光子の裁判」
構成・演出:渡辺美帆子

2010年11月30日(火)- 12月7日(火) 9ステージ

会場:アトリエ春風舎

渡辺美帆子事務所「そうやって放りだされたものに私はいちいち立ちどまる」より

渡辺美帆子事務所「そうやって放りだされたものに私はいちいち立ちどまる」より

光をどんどん分解していくとひとつの粒になります。
それを光子(こうし)と呼びます。
しかし、光子はひとつの粒でありながら、同時に、二カ所に存在することができます。
これは一体どういうことなのでしょうか。

これは、朝永振一郎という物理学者が、光子を擬人化して書いた裁判劇です。
「光子の裁判」は荒唐無稽なおとぎ話のような筆致で書かれていますが、強く真実を目指そうとしています。

なぜ、物理学者は光子を擬人化するのでしょうか。
なぜ、人は誰かを演じるのでしょうか。

演劇/量子力学のコラボレーションを是非お楽しみください。

渡辺美帆子(と演劇と量子力学)について

23歳。日本大学芸術学部演劇学科卒業。2009年劇団「渡辺美帆子事務所」を旗揚げ。その作品は良くも悪くも「優等生」「バランスが良い」と評される。2010年青年団演出部入団。
量子力学については、ほぼ何も知らない。2010年1月、日本大学理工学部島田一平先生から、「光子の裁判を演劇化しませんか?」とお声掛けいただいたことをきっかけに、量子力学について勉強しはじめる。 が、未だにいまいちよくわかっていない。「学問は、わからないことに向き合うことが大切なんです」という島田先生の言葉を胸に、わからなさも含めてお客さんに楽しんでもらおうと画策している。
本演目は、2010年4月に日本大学理工学部/王子小劇場で上演したものの再演である。今回は東京工業大学の細谷暁夫先生の依頼で、再演することになった。演出は全く新しくなっている。キャストも一人増えている。

出演

金谷奈緒(青山ねりもの協会) 菊池佳南(青年団) 森岡望(青年団) 由かほる(青年団) 善積元

スタッフ

照明プラン:岩城 保 
照明操作:井坂 浩 
衣装:正金 彩 
制作:渡辺企画

日時

2010年11月30日(火)- 12月7日(火) 9ステージ

11月30日 20:00☆
12月1日
2日 20:00
3日 20:00
4日 14:00 20:00
5日 14:00 20:00
6日 20:00
7日 18:30
受付開始は開演の40分前、開場は開演の20分前

☆= 11/30(火)20:00よりプレビュー公演を行います。入場無料。


また、毎公演後、演出家/物理の専門家/出演者等によるポストパフォーマンストーク&お茶会を開催!!
会場

アトリエ春風舎

東京メトロ有楽町線・副都心線/西武有楽町線「小竹向原」駅 下車4番出口より徒歩4分
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1 [google map]
tel:03-3957-5099(公演期間のみ)

※公演期間以外のお問い合わせはこまばアゴラ劇場(03-3467-2743)まで。
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。
料金

前売・当日共=500円

*全席自由、ワンドリンク付
*未就学児童はご入場いただけません。
*芸術地域通貨ARTS(アーツ)でもご観劇いただけます。
(ARTSとは、桜美林大学内の演劇施設で施行されている地域通貨です。1ARTS=1円。)
チケット
発売日

2010年11月4日(木)

チケット
取り扱い

青年団

 03-3469-9107 (12:00 - 20:00)
お問い合わせ

青年団

 03-3469-9107(12:00 - 20:00)
関連
イベント

2010/11/8(月)同演目が東京工業大学130周年記念レクチャーシリーズの一環として上演されます。

【日時】11/8(月)16:30開場 17:00開演
【会場】東工大蔵前会館(TTF)1階 ロイアルブルーホール
※詳細・ご予約は、http://bit.ly/ryoshiまで。入場無料
  企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
平成22年度文化庁芸術拠点形成事業