青年団第44回公演

『東京ノート』

作・演出:平田オリザ

会場:パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)花しょうぶホール

空間の中の日本人

平田は大仰な劇的手法を全て退け、会話と動きの様式を創り上げることに集中する。そして観客は、この様式にどんどんと引き込まれていく。この様式は、はじめ、一見、厳格な写実主義かと見える。しかし、その反復がやがて、ダンスの緻密な振りつけ、あるいは音楽作品 ―形式とテーマを持つことによって見事に統一感をもったソナタ― のような効果を生み出す。日常生活の細部や、無言のうちの身体の所作、生活の積み重ねの中から、平田は抽象的なテーマを展開し、知覚の様々なモードや芸術作品の価値について探求を続ける。しかもこの探求は彼自身の背負う(日本)文化に深く根ざしているのだ。

2002.10.2 アイリッシュ・タイムスより抜粋


日常生活の静かな深遠さを提示

登場人物たちは、落ち着いた静かなトーンで自分たちの生活を語り合っている。それなのに、日本の劇作家平田オリザのダイアローグは、人の細胞を顕微鏡でかいま見るかのように視線を釘付けにする。

パメラ・レンナー/2000.10.22 ニューヨーク・タイムスより抜粋

出演

山内健司 ひらたよーこ 松田弘子 足立誠 山村崇子 
志賀廣太郎 安部聡子 角館玲奈 辻美奈子 小河原康二
木崎友紀子 小林智 松井周 岩崎裕司 太田宏 
能島瑞穂 小林洋平 青山麻紀子 鈴木智香子 高橋智子

スタッフ

美術:杉山至×突貫屋
装置:鈴木健介
照明:岩城保
宣伝美術:工藤規雄+高橋加絵 太田裕子
宣伝写真:佐藤孝仁
制作:松尾洋一郎

日時

2004年3月4日(木)開演19時(開場18時30分)

平田オリザのアフタートーク(終演後)「作者を囲んで」
会場

パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)花しょうぶホール

愛知県知立市上重原町間瀬口9番地 tel : 0566-83-8102

・名鉄本線「新名古屋駅」(豊橋行き)より「知立駅」下車(特急約20分)
・「知立駅」より徒歩20分。
・国道23号線知立バイパス「上重原I.C.」より車で5分
・東海道新幹線「三河安城駅」より車で15分

料金

一般=3,000円 パティオしーと会員=2,700円 
高校生以下=1,000円

チケット
発売日

2003年12月20日(土) 会員先行発売=12月13日(土)

チケット
取り扱い
パティオ池鯉鮒アートセンター/チケットぴあ/リリオ・コンサートホール日新堂書店/正文館書店八ツ田店/アピタ刈谷店サービスカウンター
※パティオしーとのお取り扱いはパティオ池鯉鮒アートセンターのみに限らせていただきます。
お問い合わせ

青年団

 03-3469-9107
  企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:ちりゅう芸術創造協会
共催:知立市・知立市教育委員会
助成:平成15年度文化庁芸術拠点形成事業