『台北ノート』稽古開始

2016年12月28日

台湾に来ています。
いよいよ『台北ノート』の稽古が始まりました。台湾のトップクラスの俳優たちと、じっくり稽古を進めています。

https://www.tpam.or.jp/2017/?program=taipei-notes

『愛のおわり』は本日、東京公演楽日です。大変な好評をいただいており、本日は混雑が予想されます。当日券も若干枚数用意されるようですが、是非、お早めにご来場ください。ご入場いただけない場合もあります。
『愛のおわり』はこのあと、1月19日から香川県善通寺の四国学院大学での上演があります。是非、お近くの方、おいでください。

http://www.seinendan.org/play/2016/10/5785

無隣館三期生の募集も開始しています。

http://www.komaba-agora.com/2016/11/5019

 今年は、青年団の公演が少ないので、私の演出作品を観ていなくても受験可能です。できれば、『愛のおわり』は観てください。
制作、演出、技術スタッフなどを志望する方も受験可能です。

日記の続き

9月1日(木) 昼は温泉に行ったり原稿を書いたり。利賀村で四日間ゆっくりできたのは幸いだった。リフレッシュできた。16時中国チーム、19時半から韓国チームを観劇。21時から簡単な講評とレセプション。

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9月2日(金) 朝10時からシンポジウムの司会を務める。12時に終了していったん下山。金沢からJR,近鉄特急を乗り継いで奈良へ。18時から東アジア文化都市コア期間のオープニングレセプション。

9月3日(土) 10時半から大安寺でオープニングの式典。そのあと川俣正さんの作品を観る。

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炎天下、駅に向かって歩いていたら、先日講演会をした薬師寺さんの車が停まって駅まで乗せてくれた。近鉄奈良から昨日と逆経路で利賀に戻る。夜、野外劇場で『世界の果てからこんにちは』。そのままレセプション。

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9月4日(日) 朝7時に利賀を出発。小松空港から福岡へ。午後、ふくおか教育を考える会ワークショップ。7月から進めてきたグループ創作のチェック。台風が近づいているらしいので、懇親会を抜けて早めの便で東京に戻る。一週間ぶりに家に帰って荷造りというか、荷物の再編成。

9月5日(月) 朝6時に駒場を出て羽田空港へ。8時50分の便で台北へ。11時半台北着(時差1時間)。そのまま台北藝術大学の宿舎へ。休憩して稽古場に移動。15時から『台北ノート』のプレ稽古とワークショップを開始。
ワークショップのメニューと上演台本の精査を並行して行う。

9月6日~9月8日 終日、プレ稽古と打ち合わせ。途中、来台中のフィリップ・ケーヌと会う。台北芸術祭の期間中で、今年はチェルフィッチュも参加するとのこと。今創っている『台北ノート』は来年9月の台北芸術祭に参加する。
プレ稽古は、とても充実したものになり俳優の個性もほぼ掌握した。とてもいい座組となった。上演台本の方も、台北への翻案ということで台湾の事情、台北と地方との格差など、台湾の実情を取り入れつつ改編を行う。実際は、思ったよりも原作からの変更が少なかった。軍隊に対する距離感が日本と違うのは、どこの国に行っても同じ。
 宿舎と稽古場離れていたので、そこを往復するだけの毎日となった。稽古場と打ち合わせ会場以外は、ほとんど外出なし。写真は大学の宿舎の前の通り。

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 台湾は日本より涼しかった。