四国学院大学新制度入試

2015年11月07日

『さようなら』西条公演、無事に終わりました。昨日は、今年で一番慌ただしい日でした。この話は、日記の方に書きます。
今回の『さようなら』四国巡演は、四国学院大学、大阪大学、東京藝術大学三校の連携事業として実施されています。

さて、私が学長特別補佐を務める四国学院大学(香川県善通寺市)では、全国に先駆けて、大学入試改革に取り組んでいます。先日は、その最初の試験が行われました。すでに出題内容が公表されておりますので、関心のある方は、ぜひ、ご覧ください。

http://www.sg-u.ac.jp/news_20151104/

 先日の試験では、三つの問題が出されましたが、一つだけ、こちらにも転記しておきます。

2016年度推薦入学綜合選考Ⅰ(指定校制A)問題①

 以下の題材で、ディスカッションドラマ(討論劇)を創りなさい。

 2030年、日本の財政状況はさらに悪化し、ついに債務不履行(デフォルト)を宣言する直前まで進みました。日本国政府は国際通貨基金(IMF)からの支援を受け入れることとなり、その条件として厳しい財政健全化策をとることとなります。
 国際通貨基金からの要請の一つに、多大な維持費がかかる本四架橋のうち二本を廃止し、一本だけを残すという提案がありました。

 関係各県を代表して、どの橋を残すかを議論するディスカッションドラマを創りなさい。
登場する県は、香川県、徳島県、愛媛県、兵庫県、岡山県、広島県になります。
 (六人の班の場合は、県を一つ減らしてください)
 他に議長役を一人登場させてください。

 各県の代表は自分の県に関係する橋を残すための意見を主張すると共に、他の県、他の橋について的確な攻撃を加えてください。
 その攻撃に対して、反論も考えてください。
 また議論の最中に、妥協案を提案する県などがあってもかまいません。
 最後に結論を出す必要はありません。
 誰が、どのタイミングで発言すると面白くなるかをよく考えて、発言の順番を決めてください。
 発表の時間は、8分から15分としてください。
 発表の際には、部屋にある画用紙を使って名札を作り、各県の名前を書いてください。

***各グループが入る試験場には、PCが二台置かれており、検索が可能となっています。ただし二台しかないので、それをどのように使うかもグループで決めなければなりません。詳しくはサイトをご覧ください。