『砂と兵隊』初日

2010年9月15日

 サルトルビルでの『銀河鉄道の夜』のリーディング公演は、たいへん好評のうちに終わりました。このリーディングには、50人ほどの子どもたちの他、県内各所の今シーズンのツアー先のプロデューサーや、教育担当プロデューサー、地域の教員たちが集まり、公演に関して多くの質問が寄せられました。フランスでは、こうしたプロセスを繰り返しながら、上演が実現し、さらに再演へとつながっていきます。

 さて、いよいよ明後日9月16日より『砂と兵隊』アゴラ公演が始まります。
 自衛隊のイラク派兵に着想を得て書き下ろした初演から5年、あいだにフランスでの同名作品の制作、演出を経験し、より一層普遍的な作品に仕上がったと自負しています。
 10月にはフランス版の上演も始まります。また10月9,10,11日には伊丹公演もあります。ぜひ、劇場に足をお運びください。

昨日から、アゴラが砂漠と化しています。

また、先月あいちトリエンナーレで好評を博した『森の奥』に続いて、アンドロイド型ロボットを使ったインスタレーション『さようなら』を、9月30日にあいちトリエンナーレで上演いたします。20分ほどの小品ですが、さらに新しいロボット演劇の可能性を感じていただけるものと思います。この作品で、来年度はオーストリアをはじめとするヨーロッパツアーに回る予定です。
また、この作品は、近いうちに、東京でも上演が出来るのではないかと思います。ご期待ください。

現在、私が学長特別補佐を務めている四国学院大学で、常勤の教員を公募しております。ぜひ、ふるってご応募ください。

http://www.sg-u.ac.jp/html/koubo/20100727.pdf

四国学院大学では、中四国地区初の本格的な演劇コースを開設します。リベラルアーツにおける理想の演劇教育を実現すべく、高度な実践プログラムと社会と結びついた多様な教養を身につけられるカリキュラムを提供していきたいと考えています。