平田オリザ 略歴

現在、内閣官房参与、 大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授、 四国学院大学客員教授・学長特別補佐、 埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみマネージャー、 三省堂小学校国語教科書編集委員、 (財)地域創造理事、(財)舞台芸術財団演劇人会議評議委員、 日本演劇学会理事、日本劇作家協会常務理事、 東京芸術文化評議会評議員、BeSeTo演劇祭日本委員会委員長。

演劇はもとより教育、言語、文芸などあらゆる分野の批評、随筆などを各誌に執筆。 近年は、公演やワークショップを通じて、フランスをはじめ韓国、オーストラリア、アメリカ、 カナダ、アイルランド、マレーシア、タイ、インドネシア、中国など海外との交流も深まっている。 また、2002年度から採用された国語教科書に掲載されている平田のワークショップ方法論により、 年間で30万人以上の子供たちが、教室で演劇を創るようになっている。 他にも障害者とのワークショップ、地元の駒場ほか、各自治体やNPOと連携した総合的な 演劇教育プログラムの開発など、多角的な演劇教育活動を展開している。

1962.11.
東京生まれ。現在47歳。
1979.5.〜
都立駒場高校定時制2年、16歳で高校休学、自転車による世界一周旅行を敢行。
1年半をかけ、26ヵ国、約2万キロを走破する。
1981.9.
受験勉強のかたわら、旅行記『十六歳のオリザの冒険をしるす本(略称)』を晩聲社より出版。
1981.10.
大学入学資格検定試験合格。高校中退。
1982.4.
国際基督教大学(ICU)教養学部人文科学科入学。
1982.11.
大学1年時、初の戯曲執筆。のちに劇団青年団を結成。
1983.8.
受験体験記『受験の国のオリザ』を晩聲社より出版。
1984.8.〜
大学3年時、日本国際教育基金の奨学金により、韓国の延世大学に1年間公費留学。
韓国語を習得すると同時に、催涙ガスの洗礼を受ける。
1985.12.
韓国から帰国後、もっとも忙しく活動する大学生として、朝日ジャーナル『新人類の旗手たち』の最終回を飾る。
1986.6.
国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。
1987.7.
この時期より、みずから演出を担当。
1988.3.〜
韓国三部作上演。新しい演出様式による作劇を意識的に開始する。

(以下、青年団以外での主な活動。青年団での上演作品は青年団略歴をご覧下さい。) click

1988.12.
こまばアゴラ劇場にて、全国各地の小劇団が集う『大世紀末演劇展』を開催。
以後、毎年フェスティバルディレクターをつとめる。
1990.7.
青森県の道路劇場のバヌアツ共和国独立十周年記念公演に参加。
1991.5.
元祖演劇乃素いき座『阿房列車』の戯曲書き下ろし。
同作品は1991年8月より、1年間のロングラン公演を行った。
1992.5.
旅行記『道路劇場、バヌアツへ行く』晩聲社より刊行。
1992.11
『北限の猿』岸田國士戯曲賞ノミネート。
1993.1.
第1回日韓ダンスフェスティバル、フェスティバルコーディネーター。
1993.12.
自治省・地域の文化振興に関する調査研究会アドバイザリースタッフ就任。
1994.7.
青山円形劇場主催「高校生のための演劇ワークショップ」を開催。
1994.11.
上記ワークショップから選抜した高校生によるオリジナル作品『転校生』を作・演出。
1995.2.
『東京ノート』で、第39回岸田國士戯曲賞を受賞。
1995.3.
初の演劇論集『現代口語演劇のために』を晩聲社より刊行。大きな反響を呼ぶ。
1995.5.
第1戯曲集『東京ノート・S高原から』、第2戯曲集『転校生』を晩聲社より刊行。
1996.5.
文学座『思い出せない夢のいくつか』を上演。
第3戯曲集『火宅か修羅か・暗愚小傳』を晩聲社から出版。
1996.12.
金杉忠男アソシエーツに戯曲『踊り子』を書き下ろし。
1997.6.
第2演劇論集『都市に祝祭はいらない』を晩聲社より刊行。
1997.11.
文学座に戯曲『月がとっても蒼いから』を書き下ろし。
1997.12.
【P4】合同公演『Fairy Tale』に台本を書き下ろし。
1998.2.
『月の岬』で第5回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。
1998.6.
『東京ノート』フランス語訳(翻訳:ローズ=マリー・マキノ=ファイヨール)がフランスにて出版。
1998.10.
初の新書『演劇入門』を講談社現代新書より刊行。
1999.2.
龍昇企画に『夫婦善哉』を書き下ろし。
1999.4.
利賀・新緑(はるの)フェスティバル'99のフェスティバル・ディレクターを務める。
1999.9.
演劇集団円に『遠い日々の人』(主演:岸田今日子)を書き下ろし。演出も担当する。
1999.11.
戯曲集『ソウル市民』『カガクするココロ』『北限の猿』を演劇ぶっく社から3冊同時出版。
1999.12.
『東京ノート』フランス公演・稽古のため渡仏。フランス北西部の都市ブレストで長期滞在稽古に入る。
2000.1〜3.
『東京ノート』フランス公演(俳優は主にフランス人)ブレスト、パリ、オービュソン、クレルモン=フェランにて公演。
2000.2.
『ソウル市民』フランス語訳(翻訳:ローズー=マリー・マキノ=ファイヨール)がフランスにて出版。
戯曲集『南へ・さよならだけが人生か』を晩聲社より出版。
2000.4.
桜美林大学文学部総合文化学科助教授就任。
2000.10.
北海道・帯広演研に『隣にいても一人』を書き下ろし。
第1回北の戯曲賞優秀賞作品公演『逃げてゆくもの』(2000年度文化庁芸術祭演劇部門優秀賞受賞作品)にドラマドクターとして参加。
2001.4.
戯曲集『バルカン動物園』を演劇ぶっく社より出版。
2001.6.
戯曲集『冒険王』を演劇ぶっく社より出版。
2001.9.
雑誌「本の窓」連載の『二一世紀との対話』をまとめたエッセイ集『対話のレッスン』を小学館より出版。
2001.10.
文化行政についての具体的提言をまとめた新書『芸術立国論』を集英社より出版。
2001.11.
NHK「ようこそ先輩」で母校の駒場小学校での演劇ワークショップの模様が放映される。
2002.2.
『上野動物園再々々襲撃』(脚本・構成・演出)が第9回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。
2002.4.
2002年度中学2年教科書「現代の国語」(三省堂)に演劇学習教材『対話劇を体験しよう』を書き下ろし。
2002.4.
埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督に就任。
2002.6.
2002年日韓国民交流記念事業『その河をこえて、五月』
(作:平田オリザ、キム・ミョンファ/演出:イ・ビョンフン、平田オリザ)を日韓両国で上演。
2002.7.
母校の目黒第一中学校にて、総合学習の授業の一環として演劇ワークショップを開始。
2002.10.
『芸術立国論』(集英社新書)で、AICT(国際批評家協会)演劇評論家賞を受賞。
2002.12.
井上ひさし氏との対談集『話し言葉の日本語』を小学館より出版。
2003.1.
2002年日韓国民交流記念事業『その河をこえて、五月』が第2回朝日舞台芸術賞グランプリを受賞。
2003.2.
『S高原から』フランス語版公演(演出:ロラン・グットマン)がストラスブールにて公演。
『S高原から』フランス語訳(翻訳:ローズ=マリー・マキノ=ファイヨール)がフランスにて出版。
2003.3.
国際交流基金の招聘により、マレーシア、タイ、インドネシアの3ヶ国で演劇ワークショップを開催。
『ソウルノート』(『東京ノート』の翻案/演出:朴広正)が劇団PARKにより韓国ソウルにて公演。
2003.4.
『東京ノート』フランス語訳(演出:ダニエル・ブリュ)がプロヴァンス大学にて公演。
2003.6〜8.
NHK放送50周年記念番組『未来への航海』にて、中学生たちが創作した水俣病の朗読劇を監修。
2003.11.
『ソウル市民1919』が、韓国語で出版。ミリャン演劇祭およびソウル市内で、演戯団コリぺにより上演。
2004.3.
『東京ノート』英語版が、アメリカ・フェアフィールド大学にて公演。
2004.4.
青年団との歴史を綴った『地図を創る旅』を白水社より出版。
2004.5.
『S高原から』フランス語版(演出:ロラン・グットマン/ストラスブール国立劇場制作)がパリにて公演。
同時期に『冒険王』のリーディング開催。
2004.6.
演出論をまとめた『演技と演出』を講談社新書より出版。
2004.11.
平成16年度演劇製作ネットワーク事業『天の煙』(作:松田正隆)を演出、埼玉県富士見市ほか全国にて公演。
2005.4.
桜美林大学総合文化学群演劇専修教授就任・演劇専修長。
2005.5.
『演劇入門』韓国語訳が韓国にて出版。
2005.5〜6.
日韓友情年2005記念事業として『その河をこえて、五月』を日韓両国で再演。
2005.12.
『ソウル市民』日本語版(演出:フレデリック・フィスバック)が東京・シアタートラムにて公演。
2006.4.
桜美林大学を退任。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授就任。
2006.6.
モンブラン国際文化賞受賞。
2006.7.
『ソウル市民』日本語版(演出:フレデリック・フィスバック)がアヴィニヨン演劇祭にて正式招待作品として公演。
2006.10.
『ソウル市民』フランス語版(演出:アルノー・ムニエ)がフランス第2の国立劇場であるシャイヨー国立劇場にて公演。
2007
東京大学教育学部非常勤講師。早稲田大学文学部非常勤講師。
2007.1.
ティオンビル・ロレーヌ国立演劇センターの依頼で書き下ろした『別れの唄』(演出:ロラン・グットマン)がフランス国内5都市で公演。
2007.2.
『別れの唄』フランス語訳(翻訳:ユタカ・マキノ)がフランスにて出版。
2007.3.
埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督を退任。
ハヤカワ演劇文庫より『東京ノート』が刊行される。
2007.5.
日中共同プロジェクト公演 『下周村(かしゅうそん) −花に嵐のたとえもあるさ−』
(作・演出:平田オリザ、李六乙)を日中両国で公演。
2007.6.
岩波ジュニア新書より『16歳 親と子のあいだには』を出版。
2007.9.
『ソウル市民』、『ソウル市民1919』フランス語訳(翻訳:ローズー=マリー・マキノ=ファイヨール)がフランスにて出版。
2008.4.
ベルギー王立フランドル劇場からの委嘱を受け『森の奥』を書き下ろし。
2008.5.
文学座に『風のつめたき櫻かな』を書き下ろし。